PHOTO GRAPHER TONAMI SHUHEI 日々
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「住む。」45号に富士見の我が家が掲載されています。
『住む。』45号春号に、我が家の借家暮らしの様子が6ページにわたり紹介されています。
今回は写真撮影の他に誌面中の文章も書かせていただきました。
書店などでお見かけのときには是非のぞいて見てください。

http://www.sumu.jp/

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「島の時間 vol1 3/1〜3/11掲載」
  沖縄県の北方にある島、伊是名島。
その島で島おこしをしているNPOがある。
納戸義彦さんが代表を務める「島の風」。
「島のこしが島おこし」今島にあるありのままの日々の営みを大切に残してゆく事こそが、
一番大事な「島おこし」という。
詳しくは、http://www.shimanokaze.jp を是非ご覧下さい。とても素敵な思いで島おこしをなさっています。

納戸さんから去年の9月、島に写真を撮りに来ないかと誘われた。
撮影の目的は「島の風」が行う「島あかり」というイベントのドキュメントが主だった。
だけどもう一つ撮ってほしいものがある、納戸さんは言った。

「島の人々のありのままのいとなみ、おじいおばあの笑顔も是非写真に残してほしい」

どんな人がどんなふうに暮らしているんだろう?
その言葉に気持が高ぶった。


こうして実際に集落を訪ね撮らせてもらった写真が「島の風」のHPのトップにひと月に三枚ずつ掲載されていきます。
トップに掲載された写真について私のブログでも、言葉をそえて順次アップしてゆこうと思います。


『島の風 VOL1 3/1〜3/10』

【ふたり乗り】

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伊是名小学校で放課後の子どもたちの様子を撮影していると、次第に雨が降り出した。
グラウンドで遊んでいた子どもたちも、ちらほら帰り支度を始めている。
僕もそろそろ帰ることにした。
写真を撮らせてくれた子どもたちに別れを告げながらバイクにまたがろうとした瞬間、
「ねえ、乗せてってよ」一人の男の子が服を引っ張った。

「おじさん、どうせイゼナ(集落の名)までもどるんでしょ?おれんちもあっちだからさ、いいでしょ?」

「えっ?」言葉を疑った。
『知らない大人に付いて行ってはいけません!』
僕が小学生の時は毎日のようにそう言われ続けてきたからだ。
これって日本全国共通じゃないの?
いくら島だと言っても、よそから来た知らない大人が小学生を連れてバイクで走るなんてことはたからみたら…。いろんな思いが脳裏をよぎる。
「やっぱダメダメ!歩いて帰りな」
そう言ったもつかの間、彼はもう僕の後ろにピッタリくっついていた。

僕は戸惑いつつもなんだかうれしかった。
一緒に居た時間はほんのちょっとなのに、もうこんなに信用してくれている。
小雨交じりの風を切りながら家の近くまで数分間のドライブを楽しんだ。

別れ際、写真撮らせてほしいと頼んでみた。
すると、学校ではおどけてまともにカメラに写らなかった彼が、
真っ直ぐにこっちを見つめた。

ふたりで走った家までの数分間、僕らのあいだで何かが変わった。そんな気がした。

http://www.shimanokaze.jp/





島の顔 伊是名島の人たち comments(0) -
写真家 武藤盈さんのこと
僕が暮らす長野県富士見町の信濃境駅周辺(通称さかい)の村人の日々の営みをありのままに撮影し続けた写真家がいた。その人は武藤盈(みつる)さん。
僕がさかいに引っ越してきた3年前に当時の区長さんが、近くの集落に住んでいるという盈さんの写真集「昭和30年代 農山村の暮らし」(農文協)というぶ厚い写真集を貸してくれたのが最初の出会いだった。その写真に写る人や風景はとても温かく、人々が春夏秋冬前向きに生きる様子が写し撮られていた。
この写真を撮った人に一度会ってみたい。近所の人に頼んで武藤さんのお宅にお邪魔したのが去年の11月の終わり頃だった。
風邪気味にもかかわらず写真の話やおいたち、世間話などたくさんの話をしてくださった。そして近々本を出版するとも。とても99歳とは思えない意欲にすっかり圧倒されてしまった。
それから数日後、沖縄の離島での撮影を終え、長野へ戻る途中に知人から武藤さんが亡くなったとの連絡があった。
当に、武藤さんを思いながら沖縄の離島で人々の営みを撮影した後だった。

それから、武藤さんと通じていた何人かが集まり写真展を開くことになった。とても追悼展とは呼べる代物では無いにせよ、
少しでも多くの人に武藤さんが見つめた美しいさかいの営みを感じてもらいたかった。
そして、ここ「さかい」がこれからも素敵な場所であってほしいという願いも込めて。

(今回の展示は終了しましたが、またかたちをかえて写真を見ていただく機会を作ってゆくつもりです)

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東京へ。
友人の展示を見に家族で東京へ。

帰り道、渋谷駅前交差点に釘付け。

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家族 comments(0) -
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